サックスのアンブシュア8つのコツ!下唇を噛みすぎない正しいアンブシュアの作り方

アンブシュア(咥え方)はサックスの音色や息の減り方、音の出しやすさに影響する非常に重要なポイントです。
サックスの悪いアンブシュアが引き起こす5つの症状を矯正し、正しいアンブシュアのコツをつかんで改善する方法を教えます。

目次

サックスのアンブシュアとは咥え方と喉と舌の状態のこと

アンブシュアとはマウスピースの咥え方のことです。
それは、外側から見た唇の形や口の周りの筋肉はもちろん、息の方向などを決定付ける舌や喉の形も含みます。
サックスはリードが振動することにより音が出ますが、アンブシュアはそのリードの振動に直接影響します。

サックスのアンブシュアが悪い5つのサイン

アンブシュアには、良いアンブシュアと悪いアンブシュアがあります。
悪いアンブシュアで演奏し続けると、良い音が出せないのはもちろんのこと、疲れやすくなったり、顎関節症などの病気の原因にもなります。
自分のアンブシュアが正しいかどうか、まずは“サックスのアンブシュアが悪い5つのサイン”をチェックしましょう。

噛みすぎて下唇が痛くなる

下唇を必要以上に噛んでしまい、痛くなることがあります。
噛むことによりリードとマウスピースの間が狭くなり音は出やすくなりますが、リードの振動が妨げられ効率良く振動しません。
噛みすぎの原因はブレスコントロールとも密接に関係するので総合的に判断する必要があります。

下顎にしわがよって梅干しのようになる

リードを下唇で上に押し上げるような力が加わっているとき、下顎にしわがよって梅干しのようになることがあります。
これもリードとマウスピースの間が狭くなり音は出やすくなりますが、リードの振動が妨げられ効率良く振動しません。

音が詰まっているときは前歯の位置が浅すぎる

前歯の位置が浅すぎると、楽器に息が入り辛くなります。
また、リードの振動する長さが短くなるので、リードが効率よく振動せず、詰まったような音になります。

バリバリして雑音が多いときは前歯の位置が深すぎる

前歯の位置が深すぎると、リードの振動のコントロールが効かず、リードが暴れているようなバリバリとした品のない音になってしまいます。

口の状態が固まらず疲れて崩れてしまうときは筋肉が足りない

口の周りの筋肉は、全方位から真ん中に向かって力を均等に入れる、輪ゴムをイメージすると良いとされています。
しかし、人が普段使う口の筋肉は主に上下の力で、左右の力はほとんど使っていません。
なので、全方位均等な力を入れる為には左右の力を意識して鍛える必要があります。

大切なのは一度プロの講師に聞いてもらうこと

アンブシュアに上記のような問題がある場合、それを改善する為にはアンブシュアだけでなく奏法全体の総合的な判断が必要です。
その判断を自分で行うのはとても困難です。
一度プロの講師に聞いてもらうことで問題・原因と対策を明確にすると良いでしょう。

サックスのアンブシュア3つの種類

サックスには主に3つのアンブシュアがあります。
シンリップ、ファットリップ、ダブルリップです。

シンリップは吹奏楽・クラシックなど楽器コントロールを高めるアンブシュア

シンリップとは下の歯に下唇を巻くアンブシュアのことです。
顎の位置を固定することでピッチが安定します。
またキレイな澄んだ音を出すことにも適しています。

ファットリップはジャズやフュージョンなどサックス本来の倍音を豊かに鳴らすアンブシュア

ファットリップは下の歯に下唇を巻かないアンブシュアのことです。
下唇をクッションのように使うことでリードの振動を妨げず、柔軟なコントロールが出来ます。
また太く豊かな音を出すことにも適しています。

ダブルリップにすると噛みすぎを矯正しやすくなる

上唇も下唇も歯に巻き込むアンブシュアです。
噛みすぎるとかなり痛いので、痛くならないように音を出そうとすることでブレスコントロールが身に付きます。
しかし、慣れるまでは非常に大変で、安定するまでに時間がかかります。

どのアンブシュア種類にも共通する普遍的な8つのコツがある

上記3つのアンブシュアはそれぞれ形は違いますが、根本的な部分は共通しています。
アンブシュアによって音色、つまりリードの振動をコントロールするわけですが、アンブシュアの種類はそのアプローチが違うだけで、目的は同じです。

アンブシュアの本来の目的と正しいアンブシュア8つのコツ

アンブシュアには3つの種類があることは説明しましたが、それらに共通する本来の目的は、リードを効率よく振動させ、豊かな音色を鳴らすことです。
その為のコツを8つご紹介します。

咥える歯の位置はリードとマウスピースが離れる地点を基準に考える

リードを付けたマウスピースを横から見ると、マウスピースのリードが付いている側で、先端に向かってカーブしている箇所(フェイシングカーブ)があります。
そのカーブによりリードとマウスピースが離れ始める地点が、リードが振動し始める地点です。
なので、咥える歯の位置はそこを基準にします。

アンブシュアは角度によって音色が変わるのでまずはまっすぐ息が入るようにする

アンブシュアはマウスピースからネックに向かってまっすぐ息を入れるようにします。
角度によって音色が変わるので、必要な場面によって柔軟に対応出来るように、まっすぐを基準にします。

アンブシュアは上唇と唇の横を締めて息が漏れないようにする

マウスピースを咥えて息を吹き込んでも、唇を締めていないと息が漏れてしまいます。
上唇は大丈夫だと思いますが、横から中央に締める筋肉は私生活であまり使わないので、サックスを吹く為にある程度鍛える必要があります。

下唇は強く噛まずに当てるだけ

下唇を強く噛むと、反応は良くなるように思えますが、リードの振動を妨げることになり、豊かな音色にはなりません。
なので、下唇はなるべくリードに当てるだけにします。
その為には、ブレスコントロールやセッティングなどのバランスを考え、総合的に判断する必要があります。

舌の位置は「エ」の発音

舌の位置は上げすぎても下げすぎても効率が悪くなります。
「ア」「オ」だと下げすぎ、「イ」だと上げすぎ、「ウ」だと舌が少し丸まってしまいます。
「エ」が、舌を上げすぎず下げすぎず、形を作らない、自然な状態です。
もちろん音域や出したい音色に応じて柔軟に変化させることもありますが、基準は「エ」にしましょう。

喉はあくびをするときのように広げる

サックスの音は身体の中に反響して外に出ます。
身体に音を響かせるということは、身体の中に出来るだけ空洞を作るということです。
特に喉の状態は音の反響に大きく影響する箇所です。
喉に力が入っていると喉が締り、空洞が狭くなり、身体に上手く響かなくなります。
喉は出来るだけリラックスさせると、楽器を吹くときの圧力で勝手に広がります。
喉を広げようとするとかえって硬くしてしまう傾向があるので、リラックスさせるのがポイントです。

頬は膨らまさない

頬が膨らませてしまうと口の中の容積を変化できず、楽器のコントロールがしにくくなります。
一流のミュージシャンでも頬を膨らませている人がいますが、それは効率を越えたこだわりがあるためです。
効率を考えて、基本は頬は膨らまさないようにしましょう。

低音域と高音域を吹くときのアンブシュア

音の高さにより最適なアンブシュアが異なります。
それは、音の高さでリードの振動が変わるからです。
音が低いほど振動は遅く、音が高いほど振動は早くなります。
音の高さによって、アンブシュアを柔軟に変化させ、効率の良い振動を導きます。

低音域を吹くときはアンブシュアを緩めて息を下向きにいれる

息を下向きにいれようとすると、少しだけ顎を引くような状態になります。
低音域はリードの振動が遅くなるので、リードの振動を妨げないようにアンブシュアを緩め、下唇が柔らかい状態を保ちます。
リードが広く振動することにより豊かな倍音が出て、またサブトーンにも移行し易くなります。

高音域を吹くときはアンブシュアを締めて息を上向きに入れる

息を上向きに入れようとすると、少しだけ顎を出すような状態になります。
高音域はリードの振動が早くなるので、アンブシュアを締めてしっかりホールドします。
アンブシュアが緩いと高い音が出ず、オクターヴ下の音が出てしまいます。

アンブシュアの筋肉の鍛え方(トレーニング)と練習方法

アンブシュアの筋肉とは口の周りの筋肉ですが、その筋肉は意外と大きく、顔全体の筋肉と言っても過言ではありません。
つまり、アンブシュアの筋肉のトレーニングは表情筋のトレーニングと同意です。
やり方としては、口を横に引く「イ」の形と、口を突き出す「ウ」の形を交互に繰り返す、というものです。
このとき、口先だけ動かすのではなく、顔全体の筋肉を意識して全力でやりましょう。
初めのうちは数回でも疲れてしまうと思いますが、疲れてからもう10回だけ行うようにしましょう。
それが筋肉の増加に繋がります。
また、実際にサックスを吹くときは、口先だけでなく、もう少し広い範囲の筋肉を使うようにイメージしましょう。

まとめ

アンブシュアは音色やコントロールに直結する重要な要素です。
正しいアンブシュアを習得する為には、様々なチェックポイントやコツがあります。
自分がどういうアンブシュアで演奏しているかを今一度確かめ、サックス演奏をより楽しめる技術を身に付けましょう。

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