サックスで強くタンギングをすると「トゥエー」となり音程が大きく変わるのはなぜ?

サックスでタンギングをすると「トゥエーー」と言う音と共にピッチが大きく変わってしまうことがあります。

タンギングをハッキリ付こうとすると良く起こる現象です。
どうすれば「トゥエー」とならずにタンギングできるのでしょうか?

舌が根元から動くとピッチが大きく変わってしまう

サックスをタンギングにした時に「トゥエー」となってしまうのは、舌の根元が大きく動いてしまっていることが1番の原因です。

タンギングを強くつこうとすると、舌が大きく動いて舌の根元まで大きく動いてしまい、口の中の容積が変わり、音程(ピッチ)が大きく変わってしまうのです。

サックスはタンギングの時に音程が変わりやすい

サックスに限らず、吹奏楽器は口の中の容積が音程に影響します。

ただ、サックスは特に音程が変わり易い構造的な理由が2つあります。

サックスはタンギングが難しい

サックスやクラリネットは口の中にマウスピースがあります。
口の中に異物(マウスピース)が有る状態でタンギングする必要があるため、口の中に異物が無い金管楽器やフルートと比べるとタンギングが難しい楽器です。

口の中に異物があるため、慣れていないとタンギングをつこうとするときに舌が大きく動きやすく、結果的に口の中の容積が大きく変わってしまい、音程が変わり易いのです。

サックスは少しの変化で音程が大きく変わる

サックスは他の木管楽器と違い、円錐型をしている関係で構造的にピッチの制御が難しい楽器で、口の中のわずかな変化が音程に大きな影響を与えます。

制御が難しいことを逆に言うと「自由度が高い」ことになります。
音程の自由度が高いことで人の声のような生々しい音が出ることがサックスの魅力ではあるのですが、慣れないうちは音程の制御が難しいのです。

タンギングをするときに喉をチェックする

舌が大きく動いているかどうかを見た目でチェックする方法もあります。
鏡などを見ながら喉のあたりを見てみてください。
ピッチが大きく変わってしまうときは、喉仏の辺りが動いているのがわかると思います。

音程を安定させるためにミリ単位の意識を持とう

音程がなるべく変わらないようにするためには、口の中の舌の動きを出来る限り繊細に制御する必要があります。

具体的には舌の先を下唇につけるようにし、なるべく下唇から離さないようにしたり、下を動かす時もミリ単位で動かすようにすると音程が変わりにくいです。

ただ、下唇から舌の先端を離さないで全ての音を良い音で吹く事は不可能なのでそこまで徹底する必要はありません。

初心者のうちは開きの狭いマウスピースを使う

吹奏楽やクラシックの場合は音程が重要視されるので、最初のうちは息の使い方や指に意識を集中させるために、口の自由度を下げておくのも一つの方法です。
音程が安定しない初心者のうちは、開きの狭いマウスピースを使うと良いでしょう。

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